
今回ご紹介するのは40枚・純構築のウィッチクラフトです。
強さでいったら芝刈りのキマった60枚構築のほうが強いのですが、40枚でも戦えないことはありません。
ウィッチクラフトの特徴
- 魔法使い族で統一されたテーマで、レベル・属性はさまざま。
- 墓地から何度でも回収できる専用の魔法カードが特徴。
- 下級モンスターは、手札の魔法カードを捨てることで上級モンスターを簡単に召喚できる共通効果を持つ。
- 上級モンスターはステータスが高水準で制圧力の高い効果を持つ。
- モンスターを呼ぶときは基本的に1:1交換なので横展開はしにくい。
- 単体でも制圧力の高いモンスターがいるため、カイザーコロシアムやサモンブレーカーといった行動を制限するカードと相性がいい。
デッキレシピ

- モンスターカード
- ウィッチクラフト・ジェニーx2
- ウィッチクラフト・ポトリーx2
- ウィッチクラフト・ピットレx3
- チョコ・マジシャン・ガールx1
- ウィッチクラフト・シュミッタx3
- ウィッチクラフト・エーデルx1
- ウィッチクラフト・ハイネx1
- ウィッチクラフトマスター・ヴェールx1
- ウィッチクラフトゴーレム・アルルx1
- 魔法カード
- サンダーボルトx1
- ハーピィの羽根箒x1
- 名推理x3
- ウィッチクラフト・クリエイションx1
- ウィッチクラフト・サボタージュx1
- ウィッチクラフト・コラボレーションx1
- 魔法族の里x3
- カイザーコロシアムx3
- 魔術師の左手x1
- ウィッチクラフト・バイストリートx1
- ウィッチクラフト・スクロールx1
- 滅びの呪文-デス・アルテマx1
- 墓穴の指名者x2
- ウィッチクラフト・ドレーピングx1
- ウィッチクラフト・デモンストレーションx1
- 罠カード
- ドラグマ・パニッシュメントx2
- ウィッチクラフト・パトローナスx1
- EXデッキ
- ※ドラグマ・パニッシュメント用
テーマカードの解説
ウィッチクラフト・ジェニー | |
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![]() | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースし、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。デッキから「ウィッチクラフト・ジェニー」以外の「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。②:自分の墓地からこのカードと「ウィッチクラフト」魔法カード1枚を除外して発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。 |
下級モンスターの共通効果は、手札の魔法カードを捨ててウィッチクラフト上級モンスターを特殊召喚する効果です。
固有効果は墓地のこのカードとウィッチクラフト魔法カードを除外することで、その効果をコピーするというもの。
ウィッチクラフトは手札に魔法カードを温存してこそ意味があるので、この効果で除外をされると回収が難しくなります。
とくに今回のデッキレシピではウィッチクラフト魔法カードを1枚ずつしか入れていないため、使いどころをよく考えなければなりません。
いざというとき以外は使用しないほうがいいでしょう。
ウィッチクラフト・ポトリー | |
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![]() | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースし、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。デッキから「ウィッチクラフト・ポトリー」以外の「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。②:自分の手札が0枚の場合、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ウィッチクラフト」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。 |
固有効果は、手札が0枚のときに墓地のウィッチクラフトカードを回収。
手札0枚という条件が厳しく、この効果を使えることはほとんどありません。そもそもウィッチクラフト魔法カードは手札にあってこそ意味があるので、この効果とはミスマッチです。
一応手札が0枚ならサボタージュやデモンストレーションを使用したターンで回収するという動きができます。
ウィッチクラフト・ピットレ | |
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![]() | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースし、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。デッキから「ウィッチクラフト・ピットレ」以外の「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札から「ウィッチクラフト」カード1枚を選んで墓地へ送る。手札に「ウィッチクラフト」カードが無い場合、手札を全て除外する。 |
固有効果は1ドローして手札を捨てるというもの。
ウィッチクラフト魔法カードを捨てればエンドフェイズに回収できるのでディスアドバンテージになりません。
また、手札で腐ってる上級モンスターを墓地に捨ててもOK。墓地に上級モンスターを落としておけば、後述するチョコ・マジシャン・ガールで蘇生できます。
デッキの回転率を上げる重要なカードなので3枚。
ウィッチクラフト・シュミッタ | |
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![]() | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースし、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。デッキから「ウィッチクラフト・シュミッタ」以外の「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「ウィッチクラフト・シュミッタ」以外の「ウィッチクラフト」カード1枚を墓地へ送る。 |
固有効果はデッキからウィッチクラフトカードを墓地に送るというもの。
高い攻撃力と有用な効果を持つテーマのメインエンジンです。
このカードから上級モンスターをリクルートして墓地にバイストリートを送る動きが理想。エンドフェイズにバイストリートをフィールドに置けば戦闘・効果の破壊耐性を得てターンを渡せます。
ウィッチクラフト・エーデル | |
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![]() | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。手札から「ウィッチクラフト・エーデル」以外の「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。②:このカードをリリースし、自分の墓地の「ウィッチクラフト・エーデル」以外の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。 |
固有効果は手札の魔法カードを捨てて手札からモンスターを特殊召喚、自身をリリースして墓地の魔法使い族を特殊召喚の2つ。
どうゆうわけか手札によくきて腐ることの多いカードです。
ウィッチクラフトの中でもあまり使う機会のないカードなのですが、②の効果が便利です。
この効果の対象は魔法使い族と広く、ウィッチクラフトに限定されていません。たとえば、簡易融合などで一時的に召喚して自壊したサクリファイスの蘇生などにも使えます。
ウィッチクラフト・ハイネ | |
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![]() | このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの他の魔法使い族モンスターは相手の効果の対象にならない。②:手札から魔法カード1枚を捨て、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。 |
ウィッチクラフトのエース。
表側表示限定ですが、フリーチェーンで相手のカードを破壊する効果を持ちます。似た効果を持つ十二獣のドランシアが制限カードになるくらいなので、その強さは折り紙付きでしょう。
フィールドにこのカードとカイザーコロシアム、バイストリートが揃えばほぼ無敵です。
ウィッチクラフトマスター・ヴェール | |
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![]() | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の魔法使い族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。手札からカード名が異なる魔法カードを任意の数だけ相手に見せ、その自分のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、見せた数×1000アップする。②:手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。 |
エースその2。
高い防御力と制圧力のある効果が魅力のカードです。
①の効果は魔法カード次第では3000以上のアップも見込め、ほとんどの敵を戦闘突破できるようになります。また、自身の防御力の高さも相まって場持ちもとてもいいです。
②の効果は瞬間的なスキルドレイン。相手フィールド全体に影響を及ぼしますが、効果の発動後に出てきたモンスターには効果がありません。
リンク召喚などでモンスターの入れ替わりが激しい昨今の環境では、使うタイミングがとても難しい効果になりました。
ウィッチクラフトゴーレム・アルル | |
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![]() | このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札に存在し、自分フィールドの魔法使い族モンスターが相手の効果の対象になった時、または相手モンスターの攻撃対象に選択された時、相手フィールドのカード1枚または自分の墓地の「ウィッチクラフト」魔法カード1枚を対象として発動できる。このカードを特殊召喚し、そのカードを持ち主の手札に戻す。②:相手スタンバイフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。 |
隠れたエース。
効果の対象が魔法使い族ということから、ウィッチクラフト以外でも出張ができるカードです。
①の効果はバウンスして除去というだけでなく、手札から召喚される性質上奇襲性にも優れています。このカードとバイストリートがあれば最大2回は相手の攻撃に耐えられます。
ウィッチクラフト・バイストリート | |
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![]() | このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分フィールドの「ウィッチクラフト」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。②:自分フィールドの「ウィッチクラフト」モンスターが効果を発動するために手札を捨てる場合、代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる。③:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「ウィッチクラフト」モンスターが存在する場合、自分エンドフェイズに発動できる。このカードを自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 |
ウィッチクラフト魔法カードは数が多いので、その中でもよく使うバイストリートだけを解説します。
このカードはウィッチクラフトに戦闘・効果の破壊耐性を付与するものです。ハイネやヴェールと並べることで強固な布陣になります。
シュミッタで墓地に落として最速でフィールドに出すようにしましょう。
サポートカードの解説
- チョコ・マジシャン・ガール
- 手札から魔法使い族を捨てて1ドロー。受動的ではあるが、相手の攻撃宣言を受けると墓地の魔法使い族を蘇生できる。蘇生手段の少ないウィッチクラフトにはありがたい効果。
- 名推理
- 通常召喚可能なモンスターが出るまでデッキから墓地に落とすカード。ウィッチクラフト魔法カードをたくさん落とせれば御の字だが、そこそこモンスターの数が多いのであまり期待はしないこと。
- 魔法族の里
- 魔法カードに対して強力なメタとなるカード。効果はとても強力だが、最悪自分の首を絞めかねないことにもなるので取扱注意。
- カイザーコロシアム
- 展開への強力なメタとなるカード。ウィッチクラフトは単騎でフィールドに残ることが多く、このカードとの相性は抜群。
- 滅びの呪文-デス・アルテマ
- 魔法使い族・レベル8以上がフィールドにいるときに使える速攻魔法。速攻+フィールド全対象+対象を取らない+裏側除外と強いことしか書いてない最強の除去カード。
- ドラグマ・パニッシュメント
- ウィッチクラフトはEXデッキを使わないので採用。素材の候補は2枚破壊が可能になるヌトス、このカードを何度でも使いまわせるPSYフレームロード・Ω。
入れ替え・相性のいいカード
- 隣の芝刈り
- 60枚構築のときに採用。ウィッチクラフトカードが墓地に溜まると40枚構築よりも圧倒的に展開のバリエーションが増える。
- サモンブレーカー
- 召喚・特殊召喚の回数を3回に制限するカード。ウィッチクラフトは大量に展開するテーマではないため、自分はあまり影響を受けず相手だけを拘束できる。
- 魔術師の右手
- 魔法使い族がいるときに魔法カードの発動を無効にする永続魔法。今回採用している左手とは対をなす。魔法族の里だと自分の首を絞めることもあるが、このカードであれば自分への影響はない。
- ネメシス・コリドー
- 下級ウィッチクラフトは墓地効果を使うと除外されるため、このカードの発動条件を満たしやすく相性がいい。もちろん超雷龍サンダードラゴンとセットで。
- 召喚師アレイスター
- ウィッチクラフトは全ての属性が揃っており、状況に応じて召喚獣の使い分けが可能。もっともよく使うメルカバーはアルテミスで代用しよう。
ウィッチクラフトの回し方
- シュミッタを召喚。
- シュミッタの効果を発動。自身をリリース、手札のウィッチクラフト魔法カードを捨ててハイネを特殊召喚。
- 墓地のシュミッタの効果を発動。デッキからバイストリートを墓地に送る。
- カイザーコロシアムや魔法族の里を発動。(あれば)
- ターンエンド
- エンドフェイズに捨てたウィッチクラフト魔法カードを回収、バイストリートをフィールドに置く。
芝刈りを使わない40枚構築ではシンプルな動きで完結します。
ハイネのところはヴェールでもOK。盤面を崩したいのであればハイネ、現状維持であればヴェールといった感じです。