今回はシークレットパック「霊樹の精」に森羅と一緒に同梱されているサンアバロンのデッキレシピをご紹介します。
といってもそこまで使い倒してるわけではないので、回すのに最低限必要なデッキレシピになるかと思います。

かなり特殊なテーマなので勝つには他テーマの汎用カードが必須です。
サンアバロンとは
聖天樹を守りながら戦うテーマ

サンアバロンは植物族・通常モンスターの「聖種の地霊」を起点に連続してリンク召喚を行うテーマです。リンクモンスターには聖天樹の「サンアバロン」と、それを守るように戦う「サンヴァイン」の2種類があります。
聖天樹には”攻撃の対象にならない”・”ダメージを受けるとLPを回復してサンヴァインを特殊召喚する”という共通の効果があります。聖天樹が危機に晒されるとサンヴァインが現れて敵と戦う、といったようなイメージです。
サンヴァインには3種類のリンクモンスターが存在します。
- 攻撃を受けるとバトルステップを終了するディフェンダー
- 戦闘ダメージを与えるとLPを回復するヒーラー
- 高い攻撃力で敵を圧倒するアタッカー
と、それぞれ異なった能力です。中でもアタッカーの「聖蔓の剣士」は2体揃うだけでゲームエンドに持ち込めるほどの攻撃力を発揮します。
- ダメージを受けても即座に回復できる
- ワンキル級の火力が出せる
- 妨害効果を持たず相手ターンでは棒立ち
- 戦闘以外に耐性がなく簡単に除去される
- リンクモンスターが主力なので一度倒されると簡単には立て直せない
- キーカードの「聖蔓の社」を使うとEXデッキから植物族しか召喚できなくなる
デッキレシピ

- モンスターカード
- 聖種の地霊x3
- イービル・ソーンx3
- 六花のひとひらx1
- 聖蔓の乙女x1
- 聖種の影芽x2
- 聖種の天双芽x1
- ローンファイア・ブロッサムx3
- 灰流うららx3
- バラガールx1
- 六花精プリムx1
- 六花精スノードロップx1
- 魔法カード
- サンダーボルトx1
- ハーピィの羽根箒x1
- 死者蘇生x1
- 貪欲な壺x1
- ワンチャン!?x1
- 予想GUYx3
- 星遺物を継ぐものx2
- 聖蔓の社x2
- 墓穴の指名者x2
- 罠カード
- 破壊輪x2
- 神の宣告x2
- 聖天樹の開花x2
- EXデッキ
- シャイニート・マジシャンx1
- ダウナード・マジシャンx1
- 六花聖ティアドロップx1
- 天霆號アーゼウスx1
- 聖天樹の幼精x2
- 聖蔓の守護者x1
- 聖蔓の癒し手x1
- 聖蔓の剣士x2
- 聖天樹の精霊x1
- 聖天樹の大精霊x1
- 聖天樹の灰樹精x1
- 聖天樹の大母神x1
- 廻生のベンガランゼスx1
キーカードの解説
![]() | 千年に1度、聖天樹から獲れる種は、千年の時を経てその土地の守護精霊になると言われている。 |
サンアバロンの起点となるカード。基本はこのカードを使ってリンク召喚を行い、最終的にリンク4モンスターの展開を目指していきます。展開をサポートする「聖蔓の社」がこのカードを指定しているため、とにもかくにもこのカードがないと始まりません。
![]() | ①:このカードをリリースして発動できる。相手に300ダメージを与え、デッキから「イービル・ソーン」を2体まで攻撃表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは効果を発動できない。 |
1枚が2枚になるカード。リンクモンスターの聖天樹の素材に使用もできますが、これ1枚から「シャイニート・マジシャン」を召喚できるのが最大の特徴。シャイニートからダウナード → アーゼウスと重ねていけば、2妨害可能なアーゼウスが立ちます。
聖天樹リンクモンスターは妨害能力をまったく持たないため、強力な制圧効果を持つアーゼウスはぜひとも立てておきたいところです。
![]() | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに植物族の通常モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:墓地のこのカードを除外し、リンク状態でリンク2以下の自分の、「サンアバロン」モンスターまたは「サンヴァイン」モンスター1体を対象として発動できる。EXデッキから、その同名モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は植物族モンスターしか特殊召喚できない。 |
聖種の地霊がフィールドに存在すると手札から特殊召喚できます。聖天樹の展開をサポートするカードです。
姿が地霊と似ているので注意しましょう。リンク1の聖天樹はリンク召喚時に魔法カードを手札に加えますが、このカードを素材にした場合は効果が発動しません。
![]() | ①:1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。 |
言わずと知れた植物族の万能サーチャー。サンアバロンではそこまで重要性は高くなく、手札に地霊がない場合の保険として活用します。
![]() | ①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。 |
通常モンスターのサポートカード。召喚権を温存しつつ地霊をリクルートします。手札に植物族があればリンク3まで繋がるようになります。
![]() | 自分フィールドに「サンアバロン」リンクモンスターが存在する場合、手札を1枚墓地へ送ってこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分は植物族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:1ターンに1度、発動できる。自分の墓地からレベル4以下の植物族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。③:相手エンドフェイズに、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、自分の墓地の永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。 |
墓地の地霊を蘇生する重要なカード。聖天樹の幼精の素材に地霊を使用している場合はリンク召喚時にサーチすることができます。
このカードで毎ターン地霊を蘇生させつつリンク4まで繋げますが、フィールドに存在すると植物族以外をEXデッキから召喚できなくなります。汎用モンスターを使うときはこのカードのタイミングに注意しましょう。
![]() | このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの発動時の効果処理として、自分フィールドにリンク4以上の植物族リンクモンスターが存在する場合、相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。②:自分の植物族リンクモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、そのリンク先のモンスターの攻撃力の合計分アップする。 |
特筆すべきは”リンク4の植物がいると相手フィールドのモンスターを全て無効化する”という点です。発動時限定の効果であるため、このカードを使用するときはリンク4が存在する状態で使いましょう。
②の効果は、リンク先に攻撃力の高い「聖蔓の剣士」を配置すると、攻撃力が最大12000まで上がります。上マーカーにモンスターが入ればさらに攻撃力が上がります。
![]() | レベル1モンスター×2 このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。また、このカードを対象とする魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。 |
イービル・ソーンからX召喚可能です。攻撃力が低く戦闘には向かないのですが、戦闘をすればメインフェイズ2でダウナードを経由して2妨害可能なアーゼウスを召喚できます。
アーゼウスは妨害を持たないサンアバロンの切り札にもなりますので、戦闘を介せる状態であれば優先して出しましょう。
![]() | レベル4以下の植物族モンスター1体 ①:このカードが「聖種の地霊」を素材としてEXモンスターゾーンにリンク召喚された場合に発動できる。デッキから「サンヴァイン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。②:このカードは攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。③:1ターンに1度、自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。その数値分だけ自分のLPを回復し、EXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する。 |
地霊から繋がる最初のリンクモンスター。地霊を素材にした場合は召喚成功時に「聖蔓の社」をサーチできます。
聖天樹には”攻撃の対象にならない”・”ダメージを受けるとLPを回復してサンヴァインを特殊召喚する”という共通の効果があります。しかし、戦闘以外に対して妨害も耐性も持たないため、現在の環境だと簡単に除去されてしまい想像以上の活躍はできません。
![]() | 植物族の通常モンスター1体 ①:自分フィールドの「サンアバロン」リンクモンスターが効果でフィールドから離れた場合に発動する。このカードを破壊する。②:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの「サンアバロン」リンクモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力は、そのリンクマーカーの数×800アップする。③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。そのモンスターをリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに効果を無効にして特殊召喚する。 |
おもに聖天樹の効果で召喚されるサンヴァインの一体。3種類いるサンヴァインの中でもっとも高い攻撃力を持ち、大母神を対象にすれば最大4000まで攻撃力が上がります。
こカードは高い攻撃力だけでなく、破壊したモンスターを自分フィールドに特殊召喚するという効果も持ちます。墓地で効果を発動するモンスターを封じられる強力な効果です。
![]() | リンクモンスター2体以上 ①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「サンアバロン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。②:このカードは相手の効果では破壊されず、攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。③:1ターンに1度、このカードのリンク先の自分のリンクモンスター1体をリリースして発動できる。そのリンクマーカーの数まで、相手フィールドのカードを選んで破壊する。 |
召喚時に「聖天樹の開花」を手札に加え、開花の①の効果のトリガーにもなっているカードです。
このカードは他の聖天樹カードと違いダメージを受けたときに発動する効果を持ちません。代わりに相手の効果では破壊されない耐性を持ちます。
③は対象をとらない除去効果。リンク3をリリースすれば最大3枚のカードを破壊できます。優秀な効果ですが、コストにリンクモンスターを要求しているため、おいそれと簡単に使える効果ではありません。
![]() | 植物族モンスター2体以上 このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:お互いのメインフェイズに、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。自分はそのモンスターの攻撃力分のダメージを受け、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。②:このカードが墓地に存在する場合、リンクマーカーの合計が4になるように自分の墓地からリンクモンスターを2体以上除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。 |
相手の効果モンスターをバウンスする効果を持った妨害カードの一つ。ダメージを受ける条件は聖天樹の効果と噛み合っていることもありデメリットになりません。
リンク4とコストが重く大母神とバッティングしているため、大母神とどちらを使うかはよく考える必要があります。個人的にはこちらをオススメ。
サンアバロンの回し方
- 聖種の地霊を召喚
- 聖天樹の幼精をリンク召喚。召喚時の効果で聖蔓の社を手札に加える
- 手札を捨てて聖蔓の社の効果を発動。墓地の聖種の地霊を特殊召喚
- 聖天樹の幼精と聖種の地霊で聖天樹の精をリンク召喚
上記がサンアバロンのもっとも基本な動き方。
召喚権が余っていたり、手札に植物族がいればさらにリンク3・4と繋げていくことができます。リンク4までいくとサンヴァイモンスターを特殊召喚できなくなるため、あてリンク3で止めるのも手です。
リンク4の大母神を召喚したあとは「聖天樹の開花」を使って相手を妨害します。聖蔓の剣士がリンク先にいれば爆発的な火力で殴り倒すことができるため、相手のLP次第ではゲームエンドに持ち込むこともできるでしょう。
まとめ
戦闘には強いけど脅威ではないテーマ
サンアバロンには相手を妨害する手段がほとんどなく、相手ターンには棒立ちです。使ってみた感想としては、破壊や除外が飛び交う環境ではサンドバックにしかならない非常に苦しいテーマという印象でした。