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【レビュー】メタスラ5|シリーズのマンネリ改善に挑んだ一作

穂波
穂波

『メタルスラッグ5』をレビュー。

新たにスライディングが登場しましたが、実用性のあるものではなく、暴発して死ぬことがしばしば…

ゲーム概要

新アクション「スライディング」を上手く使いこなし、ステージ攻略を目指せ!

「メタルスラッグ 5」は2003年にSNKから発売されたアクションシューティングゲームです。お馴染みのマルコ・エリ・ターマ・フィオの4人の兵士から1人を選んで、機密事項を奪った武装組織プトレマイック・アーミーを壊滅させましょう。新スラッグ「スラグガンナー」や新アクション「スライディング」も初登場!

「アケアカNEOGEO」シリーズは、NEOGEOの名作を忠実に再現することをコンセプトに開発をしています。ゲームの難易度などの様々なゲーム設定を変更したり、当時のブラウン管テレビの雰囲気を再現することもできます。またオンラインランキングで世界中のプレイヤーとスコアを競ったりすることもできます。一時代を築いた名作をぜひお楽しみください。

価格838円
容量110MB
プレイ人数1〜2人
メーカーハムスター
配信日2018年12月13日

どんなゲーム?

メタスラシリーズは横スクロールアクションシューティング。本作は2003年に発売されたメタスラ5のNintendo Switch移植版。

画面を覆い尽くすほどの弾幕、個性豊かな敵キャラ、重圧で迫力あるボスが登場する人気の高いシリーズです。

前作で登場したトレバーとナディアは卒業、ターマとエリーが復帰していつものメンツに戻りました。

新要素にスライディング、新メカにスラグガンナー・スラグワーゲン・アオゲンシュテルンの3種類が追加、登場する敵が従来のモーデン軍からプトレマイック・アーミーに変更されるなど、シリーズのマンネリ化を打破しようとする工夫が随所にみられます。

個人的な評価

メタスラ5の評価
おもしろさ
 (3)
独創性
 (2)
グラフィック
 (4)
サウンド
 (2)
総合評価『ふつう』
 (3)

良かったところ

  • いつものメタスラ
    • よくも悪くもいつものメタスラ。シリーズおなじみのターマとエリーが復活して、いつものメンツに戻った安心感も個人的には嬉しい。(急にリストラされた不安があっただけで、前作の新キャラが悪いというわけではない)
  • 新メカ登場による新たな戦い
    • 個人的に好きだったのが、高速道路を走り抜ける小型自動車のスラグワーゲン。ルパンの乗るような自動車で颯爽と走り去るのは気持ちがよかった。フォルムが可愛らしいのも高評価。

残念だったところ

  • スライディングが操作の邪魔になる
    • ↓+Bで発動するスライディングは死への引き金。一番使用したいデブ化のときには使用できず、しゃがみ撃ちの多い本作では暴発することが多く、快適なプレイを妨げる要因になっている。
  • ボリューム不足
    • 前作よりステージが1つ減って薄味に。一応分岐のルートもあるが、1面と3面にしか存在しないし、そこまバリエーションの幅が増えるものではなかった。配信でプレイしたときは50分で全クリア。
  • ストーリーが意味不明
    • ステージ1クリア後に原住民が石仮面のようなもので怪しい雰囲気になるが、以降それに対しては一切触れられていない。敵もとくに変わり映えせず淡々と進み、ラスボスで急に悪魔のような敵が現れたときはさすがに?だった。
  • 回避不能な弾幕
    • ノーコンをできる実力ではないが、ノーコンをやろうと思ったらたぶん無理だろうなと思うボスの弾幕量。とくに砂漠のボスの火炎弾が顕著で、ボスの図体のデカさもあって回避できる場所がほとんどない。

プレイを終えての感想

マンネリ化を打破するために新要素を盛り込んだ取り組みは高評価。スライディングに関しては、以降の作品で実装されていないのでアレではありますが…

しかし、取り組みに対して演出で損をしている感が否めないので、ストーリーに意味をもたせる・背景の流用を減らすなど、大変かもしれないけど頑張ってほしいと願うシリーズなのでした。

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