
このゲームが発売されたのが2011年11月。この記事を書いているのが2022年なので、実に発売から11年もの時が経っているのです。
当時はPS3が全盛期で、オープンワールドのゲームが流行り出してきた頃。グランドセフトオートをプレイしてオープンワールドの可能性にハマっていました。
やっぱりオープンワールドは素晴らしい。
セインツロウ3の世界観

前作は正統派のギャングゲーでしたが、今作から一新して「究極のオープンワールドバカゲー」に進化しました。リアル路線から脱線しているため、通常ではあり得ないような銃火器(衛星ミサイルやレーザー砲)が登場します。
今作はスティールポートという舞台でモーニングスター・デッカー・ルチャドールの3勢力と戦います。それぞれが支配する地域を巡るため、舞台となるスティールポートはかなり広大です。

舞台となるスティールポートはとても緻密に作られています。とくに夜景のグラフィックは圧巻の一言。ストーリーを無視してドライブをするだけでも時間を忘れて楽しめます。
ドライブで使用できるラジオは、リアルでも聴ける海外の素敵な楽曲。私はこのゲームを通していくつもの神曲を知ることができました。おすすめはSocial DistortionのBall and Chain。

グラフィックだけでなく、カジュアルでテンポのいいストーリーも楽しみの一つ。こう感じられるのも翻訳の素晴らしさがあるのかも知れません。
Google翻訳にかけて無理やり翻訳したような、適当な翻訳はありません。登場人物一人一人の性格が出るように、本当に上手に翻訳されているのです。
個人的な評価
良かったところ
登場人物のキャラクターが色濃く、これがゲームの全てを牽引しているといっても過言ではないと思います。とくにボスの性格は男女合わせて6種類あるのですが、これら全ての性格が異なっているのも魅力の一つです。
遠くから眺めてもわかる壮大なタワー、街を囲む広大な海、地域ごとに性格が出る街並み。さらに時間が経過することで朝から夜、天気も刻々と変わります。ぜひ、すべてを忘れてドライブを楽しんでほしいのです。
正統派ギャングには、まずないであろう武器が数多く登場します。ゲーム序盤でいきなり手に入る衛星ミサイル、すべての物を木っ端微塵に砕く拳、突如現れたゾンビの集団などなど。
ロマン砲以外の通常武器にもロマンが詰まっています。登場するほとんどの武器が強化可能であり、最大まで強化すると信じられないほどの進化を遂げます。
残念なところ
非常に巧みなゲームなので仕方ないことだと思いますが、バグと遭遇することが多々あります。とくに致命的なものに、ミッションクリア後の画面切り替わりでゲームが停止することがあります。
また、PS3時代にはなかったのですが、Switch版だけに拘束した相手を絞め殺せないバグがあります。ストーリー進行に影響がないのがせめてもの救いです。
さらに、開発会社がすでに解散してしまっているので、バグが残っていても修正されることはありません。
プレイを終えての感想

「究極のオープンワールドバ神ゲー」と銘打ちしたいほどの神ゲーです。プレイすれば引き込まれるストーリーと圧巻のグラフィック。まるで自分がそこにいるかのような没入感。
DLコンテンツを含んだ完全版が定期的にセールで安くなるので、興味がない方でもぜひプレイしてみてくださいね!