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【レビュー】Yonder|美麗でのんびりと時の流れを感じられる良作

穂波
穂波

今回は牧場物語のような、ほのぼのとしたゲームが好きな人には刺さるであろう『Yonder 青と大地と雲の物語』をレビュー。

インディーズ作とは思えないほど満足度が高いゲームです!

Yonderの概要

価格2,750円
容量1.2GB
プレイ人数1人
メーカー日本一ソフトウェア
配信日2018年7月5日

世界観

主人公の乗っている船が嵐にあい、見知らぬ島に漂着するところから物語がスタートします。

一応物語はあるのですが、寄り道せずにメインクエストだけを消化すると3〜4時間ほどでクリアできるボリュームです。割合でいうとメインクエスト1割、サブクエスト9割といったところでしょうか。

Yonderはオープンワールドですが、戦闘は一切ありません。フィールドの素材を集めてクラフト、農場を開拓して動物のお世話、人々のお願いを聞いてあげるなど、完全にスローライフ寄りのゲームです。

Yonderを始めてびっくりするのが、この圧倒的な美麗グラフィック。夜の空には星座も出現して神秘的な雰囲気も味わえます。ただ、明度がかなり高く、昼の時間帯は画面を見るのが辛いほど眩しいです

ゲーム性

海外のゲームを翻訳してるため、若干日本語テキストの怪しいところが。とはいえ、クエストの達成条件などに間違いはなたいめ、ゲームを進めるぶんに不自由なことはありませんでした。

Yonderの世界にはお金が存在しません。欲しいものと、それに見合うだけのものを提供して、物々交換にて欲しいものを手に入れます。雑草であれこれと交換できるのはおもしろかった。

個人的な評価

Yonderの評価
おもしろさ
 (3)
独創性
 (4)
グラフィック
 (5)
サウンド
 (3)
総合評価『良作』
 (4)

良かったところ

グラフィックが綺麗

星座の輝く夜空

ほかの方もあげている通り、やはり美麗グラフィックに定評があると思います。インディーズ作とは思えないほど、グラフィックに熱が入っているのです。

時間帯によって見え方の変わる景色と天候の変化。夜になれば星が輝き、冬になれば雪が降り、ときには雷が鳴り響く大嵐になることも。

のんびりと楽しめる

戦闘がないのでストレスフリーです。これを良しとするかは人それぞれですが、やりごたえの面からみると少し物足りないと感じるかも知れません。

小ネタがある

謎のメッセージが書かれた壁画

広大なオープンワールドの随所に小ネタが隠されています。探すのは容易ではありませんが、未知なるものを探すこともゲームを楽しむ目的の一つになるでしょう。ロマンが冒険心をかき立てます。

ちなみに、画像のメッセージを直訳すると「あなたはここにいるはずがない」だそうです。

知る人ぞ知るコラボがある

Switch版限定のアイテムとして、日本一ではお馴染みの『ディスガイア』シリーズからコラボアイテムが登場します。エトナの髪型やラハールのマフラーなど、再現性がそれなりに高く作られています。

残念だったところ

クラフトが空気

素材はかなりの種類がありますが、それを活用する場面がほとんどありません。本作は戦闘がないので必須となるアイテムもないですし、物々交換も雑草でどうにかなってしまいます。

キャラクターがイマイチ…

お世辞にも可愛いとはいえない出立ち。基本的にキャラクターを前から見ることはありませんが、ちょっとサングラスで隠したい気分です…

農場が放置でどうにかなってしまう

牧場物語のように動物をお世話をするといったことはありません。動物を農場に連れてきたら、あとは勝手にエサを食べて勝手に農産物を生成してくれます。しかし、ウンコだけは自分で掃除しないといけません。

作物も同様で、種を植えたら水やりの必要もなく、時間が経つと勝手に成長して収穫できるようになります。しかも、一度植えた作物は再度種まきをする必要がなく、何度でも再収穫ができるという便利仕様。

住人と仲良くなるとお手伝いとして農場に雇うことができますが、ウンコ掃除のために雇うのが目的になっていて、それ以外の価値がないのも残念です。

アイテムの持てる数が少ない

1種類につき50個、最大90種類のアイテムを持ち歩けます。とにかく素材の数が多いので、90種類だと厳選してギリギリという容量。

アイテムは農場の倉庫に預けることでカバンの容量を減らすことができます。いくつもある農場の倉庫はすべて繋がっているので、ここは便利だなと感じました。

コツとしては、フィールドで入手できる素材だけを持ち歩き、加工品はすべて倉庫に預けることです。これで容量を減らしながらも加工品をいつでも作れるようになります。

クラフトが1つずつしか作成できない

まとめて作成ができません。雑草など大量に手に入るものをクラフトで有効活用しようとすると、数によっては200回とかボタンを押さなくてはいけません。

移動手段がほぼ徒歩

一応ワープ装置がいくつかありますが、ピンポイントで移動できるものではなく、目的地によってはかなり歩くことになります。

オープンワールドといえば馬。ですが、本作には馬がいません。馬のような生き物はいるのですが、乗ってフィールドを駆けるといったことができません。

プレイを終えての感想

やることは少ないゲームですが、セールならお値段以上の価値があると思います。収集要素があるので、コツコツと楽しみたい方には満足いく一作です。

2022年のゴールデンウィークセールでは46%オフの1485円になっていました。かなり前からチェックしていたゲームですが、あまりセールにはならない印象です。

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